タイヤの劣化を防ぐための保管方法とそのポイント
【ポイントその1】保管前にタイヤの汚れ(油、砂など)を水洗いで落とす
まず、タイヤを保管する前にタイヤを水洗いして、表面についている汚れを落としておきましょう。
その時に、水で薄めた中性洗剤などでタイヤ表面についている油汚れを落としておくと、油とゴムが接触して起こる変性によるゴムの劣化を防ぐことが出来ます。
【ポイントその2】タイヤワックスは塗らない
タイヤワックスなどの市販の美化剤の中には、タイヤに劣化等有害な影響を及ぼすものもあります。
というのも、安価なタイヤワックスなどはタイヤきれいに見せる(黒光りさせる)ことが最優先事項であって、タイヤ保護は二の次になっているものが多いからです。
タイヤのゴムの変性を防ぐためには、タイヤ表面がきれいな状態(何もついていない状態)が好ましいですので、水洗いしたタイヤを良く乾燥させて、タイヤの表面に何も付いていないきれいな状態で保管しましょう。
【ポイントその3】タイヤの空気圧を1.0kgf/cm2程度に下げる
空気圧を高めたまま長期保管してしまうと、タイヤのひび割れを促進させてしまう恐れがあります。
ホイール付でタイヤを保管する場合、空気圧を通常の半分程度(乗用車用なら1.0kgf/cm2程度)に下げておきましょう。
【ポイントその4】ホイール付で長期保管する場合は横積みにする
ホイールをはめた状態(リム組み)でタイヤを保管する際のタイヤの積み方は、タイヤの変形を防ぐことが出来る「横積み」がベストです。
ですから、タイヤ保管用のラックを買うのであれば、ホームセンターやネットショップなどで売られている縦積みラックではなく、タイヤツリーのような横積みできるタイプの方がベターです。